「将来、何がやりたいの?」 「君のビジョンは何だい?」
上司やキラキラした起業家からこう問われ、言葉に詰まった経験はありませんか?
やりたいことが見つからない自分は、ビジネスマンとして三流IT営業マンなのではないか……。そんな焦りを感じることがあるかもしれません。
しかし、実は、「やりたいことがない」ことこそが、変化の激しい現代における最強の武器になるのです。夢を持たないからこそ勝てる「なにもない戦略」を本日は紐解きます。
1. 「やりたいこと」があなたの足を引っ張る理由
世の中には「やりたいこと」が明確な人がいます。一見、素晴らしいことのように思えますが、実はこれには大きな罠があります。
やりたいことが強すぎる人は、誰かからチャンスを提示された際、無意識にこう考えてしまいます。 「それは、私のやりたいこと(ビジョン)とは違います」
せっかくの引き上げのチャンスを、自分の狭いこだわりで切り捨ててしまうのです。一方で、やりたいことがない人は「空白」です。提示された役割に素直に飛び込み、柔軟に自分を最適化できる。この「こだわりがないという柔軟性」こそが、目上の人から「あいつは使いやすい」「引き上げたい」と思われる最大の理由になります。
2. 「TODO」を探すな。「誰の役に立てるか」を決めろ
「何をやるか」というTODOが見つからないなら、無理に探すのはやめましょう。代わりに決めるべきは、「誰の役に立てるか」という対象です。
- 自分が尊敬できる人
- 情報と人が集まっている人
- 「この人のためなら」と思える人
こうした「好きな人」を見つけ、その人の負担を減らすことに全力を注ぐ。自分の夢ではなく、「力のある誰かの夢」をサポートすること。 これが、やりたいことがない人が取るべき最短の成功ルートです。
3. 相談ではなく「報告」で懐に入れ
力のある人と仲良くなるにはコツがあります。多くの人は「どうすればいいですか?」と相談を持ちかけ、相手の時間を奪ってしまいます。しかし、一流に好かれる「なにもない人」は違います。
彼らが徹底するのは「報告と連絡」です。
- 「これ、お手間だと思ったのでやっておきました(報告)」
- 「あの件、ここまで進めておきました(連絡)」
相手の悩みを取り除き、ストレスを与えずに価値を提供する。これを繰り返すと、相手の中に「この人に何か返してあげたい」という返報性の原理が働きます。その時、あなたの「なにもない」に、自分一人では到底辿り着けなかったレベルのチャンスが流れてくるのです。
4. 成功は、他人の「ありがとう」の延長線上にある
やりたいことがない自分を責めるのはやめましょう!
自分の内側を掘り返して「やりたいこと」という枯れた井戸から水を汲もうとするよりも、目の前の「自分がその人の役に立てること」を観察し、その人が喜ぶことをしていく!
「ありがとう」と言われる回数が増えたとき、振り返ればあなたは、かつて夢を追っていた誰よりも高い場所に立っているはずです。
