「最近、スマホ代が妙に高くなった気がする」 「知らない番号から、やけに凝った画像付きメッセージが届くようになった」
もし心当たりがあるなら、あなたのスマホが「勝手に」進化してしまったせいかもしれません。
今、iPhoneやAndroidで標準メッセージ機能の「強制アップデート」が密かに進んでいます。
その機能の名前は「RCS」。
一見、LINEのように便利になる機能ですが、中小企業の経営者やフリーランスにとっては、「見えない通信料の増大」と「プロでも見破れない詐欺」という、非常に危険なリスクの入り口になります。
今回は、三流IT営業マンの理生が、「RCSの落とし穴」と、今すぐ1分でできる設定オフの自衛策を解説します。
1. そもそも「RCS」とは?(SMSとの違い)
一言で言えば、「電話番号で送れるLINEのような機能」です。
- SMS: 短いテキストのみ(1通ごとに料金が発生)。
- RCS: 写真、動画、スタンプの送受信、既読確認が可能。
非常に便利に聞こえますが、最大の問題点は「自分が申し込んでいないのに、OSのアップデート等で勝手にオンになっている」という点です。
2. ビジネスオーナーが注意すべき「3つのリスク」
① 「1通33円の通話料がかかる場合がある」
RCSでのメッセージ送信は、データ通信(ギガ)ではなく、「1通ごとの通信料」としてカウントされる場合があります。
取引先や顧客に、ちょっとした確認のメッセージや写真をRCSで送ったとします。
1通最大33円(税込)かかる場合、1日に数通、1ヶ月続けると、スマホ代が数千円単位で跳ね上がる可能性があります。
経費を削減したい個人事業主や企業にとって、この「見えない出費」は無視できません。
② 巧妙化する「なりすまし詐欺」
RCSの最大の特徴は、送信者のロゴや画像を表示できることです。
これが悪用されると、被害は深刻になります。
銀行や税務署、大手配送業者を装ったメッセージが届くとします。
従来のSMSなら「文字だけで怪しい」と判断できましたが、RCSでは「本物そっくりのロゴ」や「公式のような画像」が表示されます。
「あ、銀行からだ」と信じ込み、偽のログイン画面に誘導されて口座情報を盗まれる……といったリスクが格段に高まっています。
③ 受信するだけで「ギガ」を消費
RCSは写真や動画を受け取れるため、受信するだけでデータ通信量(ギガ)を消費します。
格安SIMなどでデータ容量を節約しているフリーランスの方が、外出中に大量の広告動画(RCS)を勝手に受信してしまったとします。 気づいた時には月間の上限に達し、業務に支障が出るほどの通信制限がかかってしまう……という事態が起こり得ます。
3. 「落とし穴」キャリア別のRCS対応状況(2026年3月時点)
ソフトバンク系列
つい2日前(2026年3月18日)に、Android版でのGoogleメッセージRCS提供が始まったばかりです。iPhone版もこの春に開始予定となっており、まさに今「設定が勝手にオンになる」ユーザーが急増しているタイミングです。
au(KDDI系列)
昨年2025年4月からiPhoneでのRCS提供を国内で初めて開始しました。
すでに安定期に入っていますが、その分無意識にSMSとして送ってしまう事故も増えています。
ドコモ
従来から提供している「+メッセージ」と、OS標準のRCSを並行して推進していますが、基本はデータ通信利用のため送信料はかかりません。
4. 今すぐやるべき「設定オフ」の手順
普段の連絡をLINEやSlackで行っている場合、RCSをオフにしても実務上のデメリットはほとんどありません。以下の手順で設定を確認してください。
Android(Google メッセージ)
- 「メッセージ」アプリを開く。
- 右上のアイコンをタップ > 「メッセージの設定」。
- 「RCS チャット」をタップ。
- 「RCS チャットを有効にする」をオフにする。
iPhone(iOS 18以降)
- 「設定」アプリ > 「アプリ」 > 「メッセージ」。
- 「RCS メッセージ」をタップ。
- スイッチをオフにする。
※キャリアによってはまだ項目が出ていない場合もありますが、順次導入されていく予定です。
まとめ:まずはRCSをオフにしよう!
「便利だから」という理由で自動導入されている機能が、安全を脅かすこともあります。
まずは設定をオフにして、従来のSMS(テキストのみ)の運用に戻すのが、現時点では最も賢明なリスク回避策と言えるでしょう。
「知らないうちに高い通信料を払わない。知らないうちに詐欺に合わない。」ようにすることが、とても大事です。
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